セミリタイア生活は、投資や貯金などを活用して労働時間を最小限にして生活するライフスタイルです。
社会に出たら会社員として定年まで働くのが日本では一般的なライフスタイルですが、セミリタイアすれば30代でも仕事を辞めて自由に生きる事が可能です。
ただ、セミリタイアというライフスタイルは日本人の一般的な生き方とは大きく異なるために、実際にセミリタイアしてみると周囲との生活の違いに戸惑うかもしれません。
そこで今回は、セミリタイアという生き方がどんな人に向いているかを考えてみました。
セミリタイア生活の特徴は?
セミリタイアは一般的な生き方に比べて、労働時間が圧倒的に少ないのが特徴です。そして仕事を減らしたことで生まれた時間を自由に活用することができます。
例えば、セミリタイアして月の労働時間が50時間程度になるのであれば、一般的なサラリーマンと比べて毎月100時間以上も自由な時間が多くなります。
自由になった時間の使い方が大切
セミリタイア生活を有意義なものにするためには、この自由になった時間をどう活用するかがポイントです。
趣味や資格の勉強、家族との時間など楽しいと思えることに使うことで、セミリタイア生活は充実したものになるでしょう。もちろん、敢えて何もしないことを楽しむのもその一つです。
時間を持て余すのは逆効果
逆にセミリタイアしたけど、その時間を持て余すようならセミリタイアはその人にとって楽しいものではないかもしれません。
暇だと感じる時間が長くなるほど、生活から充実感は無くなります。そういう状態が続けば精神的にも悪影響で、何のためにセミリタイアしたのか自問自答することになるでしょう。
セミリタイアに向いている人
セミリタイアに向いている人には次のような特徴があります。
自由な時間を能動的に楽しめる人
先ほど述べたように、セミリタイアすると自由な時間が圧倒的に多くなります。
自由な時間とは裏を返せば、自分で意思決定を行う時間でもあります。仕事と違って「やらなければいけない事」はありません。
もし受動的な思考でセミリタイア生活を送るとなると、何も始まらずに1日を浪費して終了することになります。それではセミリタイアで得た自由な時間を楽しむことは出来ないでしょう。
自分の行動を自分で選択して、それを楽しむことが出来る人がセミリタイア生活を楽める人です。それが趣味であっても勉強であっても昼寝であっても、自分がやりたいから行うことが大切です。
一人でも平気な人
セミリタイアという生き方は日本では極めてマイノリティ(少数派)です。そのため、価値観やライフスタイルを共有できる相手が少ないというデメリットもあります。
例えば、独身で平日の日中に仕事をしていなければ、そこで一緒に遊べる相手はいないかもしれません。そういう時間が多いほど、一人で過ごす時間も多くなるでしょう。
そういう一人で過ごす時間を楽しめる人はセミリタイアに向いていると思います。
セミリタイアしてやりたい事がある人
最もセミリタイアに向いているのは、セミリタイアして具体的にやりたい事が決まっている人です。
例えば、何かの資格を取りたい、自給自足の生活がしたいなど、セミリタイアしたからこそ出来る挑戦があるなど、具体的な目標がある場合です。
何もしないのが好きな人
私自身は何もしない時間が長過ぎるとストレスになる性格ですが、それを一切ストレスと感じない人もいます。
そういう人にとっては仕事を辞めて、何もしないこと自体がセミリタイアの楽しみになるかもしれません。テレビを見て、映画を観て、昼寝をして、ご飯を食べて過ごす。これを続けるのも今の世の中では贅沢な時間の使い方と言えるでしょう。
正直な話、セミリタイアが向いているかどうかは、実際にやってみないとわからない部分も多いです。ただ、自分がどういうタイプでセミリタイアを楽しめるかを知ることが出来れば、セミリタイア後の生活もイメージしやすくなるのではないかと思います。
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