このブログではセミリタイアするための手段として、株式投資による資産運用の重要性を様々な角度から解説しています。
今回はその株式投資の勉強の手段として、FX取引をセミリタイア実現に役立てる考え方について解説します。
そもそもFX取引で資産運用は難しい
私はセミリタイアをするために株式投資による資産運用を強く推奨しています。
では、今回の記事のタイトルであるFX取引は資産運用の手段としてはどうでしょうか?
投資初心者の人にとっては意外に思われるかもしれませんが、FX取引は資産運用の手段としては難しい金融商品です。
FX取引は投資ではなく投機
その理由として、FX取引は厳密には投資よりも投機に近い性質があるからです。投資というのは、投資対象が長期的に成長する過程で投資家としてリターンを得るものです。
株式投資は正にその投資的要素が強く、投資家は投資した企業の成長に応じて配当金や株価の値上がりによる資産価値上昇の恩恵を受けます。
対して、FX取引は通貨間の強弱のバランスでしかありません。AB間の通貨取引で考えれば、Aという通貨が強くなればA高、Bという通貨が強ければA安といったように、綱引きのような関係を投機的に売買するのがFX取引の本質と言えます。
投機は資産運用には向かない
対象の成長によるリターンを原則とする投資とは違い、どちらが強いかで勝敗が決まる投機は資産運用の手段としては、一般的ではありません。
数学的、統計的、資金的に優れたヘッジファンドなどが手掛けるなら話は別ですが、セミリタイアして時間を有意義に使いたい人の資産運用としてはFX取引は不向きであると言えます。
それでもFX取引が投資の勉強にオススメな理由
それでも、株式投資の勉強としてFX取引がオススメなのには次のような理由があります。
テクニカル分析の勉強が出来る
投資、投機に関わらず、テクニカル分析は値動きを予測するための非常に重要な要素です。
為替という巨大な金融マーケットでのチャートの推移はノイズが少なく、教科書的なテクニカル分析をするのに最適です。
24時間取引ができる
また、為替市場は平日の24時間、いつでも取引することが出来ます。日中に仕事のあるサラリーマンでも夕方や夜にリアルタイムの取引をすることが出来ます。
トレードの経験を積むのに、FX取引は最適な金融商品と言えます。
レバレッジが大きい
株式投資では信用取引で自己資金の約3倍の取引が出来ますが、FX取引は自己資金の25倍の取引が可能です。
もし10倍程度のレバレッジで取引するなら、1万円の証拠金(自己資金)で10万円の取引が可能になります。その程度の自己資金でも十分な勉強が出来るでしょう。
口座開設でキャッシュバックがある
FX取引を提供する会社の多くは、口座を開設して取引することで高額なキャッシュバックを実施しています。
口座開設だけで5千円、取引量に応じて数万円から十万円を超えるようなキャッシュバックを実施している会社もあります。
投資の初期費用がほとんどないという人にとって、こういったキャッシュバックはトレードを始める第一歩として最適です。
FX取引で資金管理を学ぼう
人によってはFX取引でのハイリスクハイリターンの投機にハマってしまう人もいます。
しかし、FX取引はトレードを学ぶための場です。ギャンブルではなく理論に基づく分析と自己資金の管理を身に着けるように心がけましょう。
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