セミリタイアをした人は結婚できるのか?というのは、セミリタイア願望のある人にとっては少なからず興味があると思います。
今回は、そんなセミリタイアした人の婚活事情と婚活のコツについて記事にしました。
セミリタイアしても結婚はできる
労働時間を最小限にして自由な時間を優先するセミリタイアという生き方は日本では一般的なライフスタイルではありません。それ故に、その価値観を共有してくれる人でなければ結婚するのは難しいでしょう。
ただ、セミリタイアしたからと言って結婚することを諦めることはありません。私自身もセミリタイア後に出会った人と結婚しましたし、結婚願望さえあれば素敵な相手を見つけることは可能です。
セミリタイアすると結婚願望が芽生える
経験から言えば、あまり結婚願望のない人でもセミリタイアすると結婚願望が強くなります。
私は32歳でセミリタイアしましたが、当時は全く結婚願望はありませんでした。セミリタイアで増えた自由な時間は友人や恋人と遊んだり趣味や旅行に費やしたりと、いくらでも楽しく過ごせる自信があったからです。
しかし、その考えは32歳の自分の考えでしかなく、数年経てば環境は以下のように変わります。
- 友人の多くが結婚して、育児や家庭で忙しくなる
- 若い頃に比べて出会いの場が減る
- 趣味も旅行も一人ではそれほど楽しめない
30代の半ばに差し掛かるにつれて友人と遊ぶ機会は減り、恋人も作りにくくなり、一人よりも誰かと楽しみを共有したいという気持ちが強くなりました。
セミリタイアで十分な時間があるにも関わらず、それを心から楽しめなくなっていきました。そうなると、やはり結婚して誰かと時間を共有していきたいと心境が変化していきました。
セミリタイアで婚活する難しさ
結婚願望があるとはいえ、やはりセミリタイアしてからの婚活は普通ではありません。
結婚相談所は頼れない
セミリタイアして不便に感じる事の一つは、自身の肩書を伝えにくい事です。会社を退職してセミリタイアすると、労働はアルバイトや自営業などで少ない労働時間で生活するようになります。
例えば、私の場合には基本的に資産運用することで生活していますから、月の労働時間は2,3日程度です。肩書を自営業とするのは良いですが年収で言えば50万円程度です。
これを自分のプロフィールに正直に記入したとして、誰が理解してくれるでしょう?結婚相談所で相手に希望する年収を50万円以上とする人は、ほとんどいないでしょう。
セミリタイアの認知度が低い
日本の常識では社会人になれば仕事をしてその収入で生きていくものです。結婚相談所を介さないとしても、セミリタイアはマイノリティな生き方です。
貯金または不労所得で生活をして、仕事はほとんどしないで自由な時間を楽しもうとするセミリタイアは、人によってはその理由や人生設計を考えるまでもなく結婚や恋愛の対象外になります。
セミリタイア男性の婚活アピールポイント
婚活の難しさはありますが、それでも成功しないわけではありません。
ここからは、私の経験からセミリタイア男性が婚活する時のアピールポイントについて解説していきます。
自分の生き方を誠実に伝える
一般的に働く男性の場合、アピールポイントとして自分の仕事への取り組み方や考え方を伝えるでしょう。
学生なら勉強や部活などがステータスですが、社会人は仕事が一番のステータスであることは疑いようがありません。その人の仕事内容や収入、取り組み方によって、安定性や尊敬できる点を知る事ができるからです。
しかし、セミリタイアしている人にとって仕事はあまりアピールポイントにはなりません。労働に費やす時間も短ければ収入も少ないからです。
それならば、一般的に一番のアピールポイントである仕事を辞めてまで選択したセミリタイアという生き方そのものをアピールポイントにするべきです。
- なぜ仕事を辞めたのか
- セミリタイアとは何なのか
- 収入や将来の展望はどうなっているのか
- リスクについてどう考えているのか
など、セミリタイアという生き方について、どれだけ真剣に向き合っているのかを話しましょう。伝え方として意識するのは次のような点です。
- 具体的に話す
- 誠実に話す
- 相手の反応をしっかり見る
伝われば良し、伝わらなければ仕方なし
セミリタイアという生き方を伝えたからといって、必ずしも相手がそれに共感するわけではありません。その生き方に対して結婚を考えられないと思う女性も少なからずいるでしょう。それは仕方のない事です。
逆に考えれば、その生き方を誠実に伝えても反応がなければ、それは人生への考え方が全く合わない人です。
外見が魅力的で性格が良い人でも価値観が違えば結婚したとしても、いずれは別の生き方を選択する可能性が高いでしょう。
外見にタイプがあるように生き方にもタイプがあるのだと思って割り切りましょう。
セミリタイア男性の婚活の場とコツ
結婚相談所では婚活が難しいセミリタイア男性は、どこで婚活すれば良いでしょう?と言っても、別に難しく考える必要はありません。
- 友人の紹介
- 飲み会
- 出会い系アプリやサイト
- 趣味の集まり
など、出会いの場はいくらでもあります。
結婚願望は強く出さない
私の経験から思うのは、最初から結婚願望を全開にしないことです。
初めて会った人が自分の知らない生き方をしているのに、いきなり結婚について考えられるわけがありません。それでは、結婚相談所に登録するのと同じです。
「結婚願望はあるけど、こういう生き方なので相手がいない」程度から関係を築く方が上手くいくと思います。
人間性や性格、相性や趣味などを知った上で、セミリタイアという生き方を理解してもらう方が肯定的に捉えてくれるでしょう。
個人的には出会い系を活用するのもオススメ
私自身は、妻との出会いはインターネットの掲示板でした。出会い系というよりはメル友やライン友達を作るような掲示板でしたが、そこから会話が弾み付き合うことになり結婚まで至りました。
ネットの出会い系といえば抵抗のある人もいるかもしれませんが、そもそもセミリタイアをした人がそんな世間体を気にするのもおかしな話です。
出会い系でも真面目に出会いを探している人も沢山いますし、いきなり結婚を前提としなくても信頼関係さえ築ければ、結婚を考えるような仲になれる可能性は十分にあります。
出会いを積極的に楽しむ
セミリタイアしているからと言って、難しく考える必要はありません。
人との出会いは楽しむべきで、時間があるセミリタイアだからこそ積極的に沢山の人と出会いましょう。
仕事に悩む人や変化を求める人の中には、あなたの価値観に深く共感してくれる人も少なからずいるはずです。
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