漫画家の友人T君

今日は高校からの付き合いで現在は漫画家として活動している友人に会う予定です。

本名で漫画家をしているのでT君とします。

自宅から遠い高校に通っていたにも関わらずお互いの家は近く、実は同じ幼稚園に通っていたということもあり、高校入学からの仲の良い友人でした。

そしてT君には当時から私の経験してきた「普通」とは違う面白さがありました。

適切に表現するには私の語彙力では難しいのですが、物事の着眼点や考え方、そして洞察力が他の同級生に比べてズバ抜けていたんですね。

そんなT君は、人の特徴を捉え自分のものにする技術に長け、いつもクセのある教師の動きを自分のものにしていました。

また、動きも俊敏で運動神経もよく、漫画も詳しく、何においても私にとっては楽しい存在でした。

そんな彼とも高校を卒業して数年ほどは付合いがありましたが、大学を卒業する頃には疎遠になってしまったんですね。

その後は私自身も個人投資家としての勉強をしつつ仕事をしつつお金もなく、色々と忙しい日々だったためにT君のことは忘れはしないものの、連絡を取ろうとはしませんでした。(連絡先もわからなかったので)

ただ、高校の頃の彼から想像すると、普通の生き方はしていないだろうとは思っていました。というよりも、サラリーマンをしてるT君を想像できなったというのが正しい表現ですね。

そんな彼とは、たまたま高校の別の友人からの連絡で再開することになりました。私が31歳の頃だったと思います。

たまたま、高校の仲の良いメンバーで新年会をしているので来ないかという誘いでしたが、T君もそこにいたんですね。よく私の番号を残していてくれたなと感謝しています。

その10年ぶりくらいに会ったT君が何をしているんだろうというのは興味がありました。

彼は洞察力や思考は私にとっては人生で知り合った人の中でも1、2を争うような人物です。

何か面白い事をしているのかなと想像していたんですが、再開当時の彼はフリーターになっていました。

意外と普通でしたね。ある意味彼らしいと思ったのも覚えています。

当時の私も株式投資をしながら個人事業をしていたので、お互い時間があり生活圏が近いこともあり、月に1、2度程度会ってキャッチボールをしたり話をしたりしていました。

再開後もT君の話は非常に面白く、以前と変わらず独創性に優れています。

彼の才能が何かに活用されていないのがもったいないと考えていたのは、私が個人投資家だったからかもしれません。

そんな彼が不意に漫画家になったのは再開後4年くらい経ってからでした。

彼はアルバイト先をやめ、漫画を描き始めたのです。

もともと漫画が好きで色々な絵を描いては見せてくれていたので不思議ではありませんでしたが、年齢的に30代半ばで本格的に漫画を描き始めるとはさすがT君です。

そして、その年の年末にはT君の漫画が某雑誌で賞を獲り、彼の漫画が掲載される事になったんですね。

今では連載をひとつ書き終え、新しい作品を執筆中ということです。

まさか、30代半ばで漫画を描いてプロの漫画家になるとは、やはり私の想像や常識を軽く超えていきます。

本人にとっては色々な苦労があり、サクッと漫画家になったわけではない事はわかりますが、それでも彼の才能がそういう形で世に出ることは友人として誇りに思います。

今日も面白い話を聞けることでしょう。

コメント