前回は人生の優先順位についてお話しました。
項目や優先順位は人それぞれでも、書いた本人にとって生きたい人生をおくるために重要であることは間違いないでしょう。
今回は、優先順位がわかると見えてくるお金について解説します。
人生の優先順位とお金
前回の記事で書いたように、私にとっての人生の優先順位は「自由」「健康」「人との関わり」です。
そして、それらを実現するには何が必要でしょうか?
それぞれにいくつか必要な要素はありますが、基本的に全ての項目で関係する要素は「お金」です。
自由を得るためにも、健康を維持するためにも、社交的になるためにも共通しているのは、そのためにはお金が必要だということです。
おそらく私とは違う優先項目を挙げたとしても、お金は関係してくるのではないでしょうか。
お金についての誤解
ここで「いきなりお金の話とか何か嫌だ」と否定的に感じる人もいると思います。
残念ながら日本では、お金とは美徳とは対極に位置します。そのため、多くの日本人はお金の話題に消極的になる傾向があります。
その文化的な価値観は教育にも表れていて、義務教育ではお金について学ぶ機会はありません。資産運用や保険、投資についての知識が0の状態で社会に送り込まれるのが日本の現状です。
日本経済の長期的な低迷は、お金の知識(=金融リテラシー)が日本人に不足していることが関係していると私は考えています。
お金を介することで、あらゆる物やサービスの価値を測ることが可能になります。
本来のお金の持つ役割を考えた場合には、それが人生と深い関わりがあることは否定できません。お金についての知識を学ぶことは、生きる上で非常に大切なことなんです。
人生の優先事項「自由」には何が必要?
一番わかりやすい例として、自由を手にするにはどういう行動が必要なのかを考えてみましょう。
人によって自由の定義は多少異なると思いますのが、私の場合の自由の定義は以下のようなものです。
ちなみにコトバンクで調べると自由についての最初の一文は以下のようになっています。
「一般的には,心のままであること,あるいは外的束縛や強制がないことを意味する」
引用元 自由とは|コトバンク
優先事項「自由」について分析する
私のとっての自由、「時間・思考・行動」における自由を実現するために、まず真っ先にすべき事は労働に関する時間的問題を解決することでした。
毎月160時間を40年に渡って労働に捧げることは、私にとっての自由から大きくかけ離れた状況です。
そう考えると、一時的に就職するにしても、いずれはその状態から抜け出すことが私の人生においては重要な事項でした。
そのために解決すべきはやはり「お金」の問題でした。
自由とお金の関係
私にとって労働はお金を得るための手段に過ぎません。やりたい仕事という優先順位は私にとって自由よりもずっと低いものでした。
しかし、簡単に生涯年収にあたる2億円の収入があるわけではありません。宝くじで1等を当てるのは現実的ではありません。
次に考えるのは、自由のために労働しない人生を送るためには、お金の問題をどうすれば解決できるかということです。
自由の実現にはお金の知識と計画が必要
ただ、「お金が必要」「仕事をしないためにお金が欲しい」といくら叫んでも、それが実現するわけではありません。
実現させるためには、お金についての知識を身に着けて、人生設計をする必要があります。
”自分だけの”お金と人生のロードマップを作る
単純に人生の設計図を作りましょうと言っても、それは現実的なものでなければ意味がありません。
そのためには、人生のロードマップだけでなく、実現するために必要なお金をどうやって工面するかを同時に考える、つまり「お金と人生のロードマップ」を描く必要があるということです。
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