我が家のチンチラは今月で2歳を迎えます。
これまでは、怪我や病気もなく健康に過ごしてきましたが2歳を迎える少し前に体調を崩して初めての動物病院とお薬を経験しました。
今回は、そんなチンチラが病気になった時の体験談を紹介します。
チンチラの体調不良
個体差はあると思いますが、我が家のチンチラは身体は丈夫な個体だと思います。
そんな我が家のチンチラに次のような症状が。。
- 食欲不振
- 動かない
- 便が小さくほとんど出ない
- おしっこが少なく、次第に頻尿に
- 股を気にする仕草が増えた
ある日を境に、元気に部屋を駆け回っていたチンチラが上のような体調不良の典型的な症状を発症しました。
チンチラを飼っている人ならわかると思いますが、夜は結構活発に動きます。風貌からすれば、のそのそ動きそうなイメージですが、部屋を駆け回ったり壁を蹴って方向転換したりと、自由に部屋んぽするのが日課になっていました。
ところが、ある日から部屋を駆け回る事がなくなり、じっと一か所に留まっているようになりました。その日からウンチも小さく少なく食欲も無くなってしまいました。
もちろん、動物ですから体調の悪い日もありますから、表情や仕草を見つつストレスをかけないようにしていました。
しかし、悪化こそしないものの3日経っても回復しそうにありません。そこで初めての動物病院に連れていくことに。
チンチラを診療できる動物病院は少ない
ここで問題なのが、チンチラを診てくれる動物病院は多くはないということです。
まだまだ、ペットとしてはマイナーなチンチラですから診ることが出来ない医師が多いのも当然です。
そのため、チンチラをしっかりと診てくれる獣医がいる動物病院がどこにあるかは、事前に知っておく必要があります。
私は、チンチラを購入したペットショップに予めチンチラを診れる動物病院を聞いていたので、そこに行くことにしました。
ちなみに私は大阪の北部に住んでいますので、それなりに人口の多い地域ですが、それでもチンチラを診療できるとサイトに掲載されている動物病院は数件しかありませんでした。
初めての動物病院と診察の経過
初めての動物病院と診察は飼い主にとってもドキドキの体験です。
私のとった手順は以下の通りです。
- 朝一でチンチラを診れる獣医が今日いるかを確認
- 夕方で予約して、車で動物病院へ
- 受付を済ませ、初診の手続き
- 診察(症状の説明と診察方法の相談)
- 診察結果を教えてもらう
- お薬を貰い帰宅
こんな感じで、初めての動物病院での診察を終えました。
チンチラの診察と料金について
肝心な診察について、少し具体的に紹介します。
診察は獣医師の方に、チンチラの症状を説明し、触診や肌の色(目や手のひらや足の裏など)を診てもらい、ハッキリとした不調が表れているかを確認してもらいました。
我が家のチンチラは触診と肌の色を見る限り、大きな問題は見られないということで一安心。
ただ、症状は出ているので、ここからどういう診察をするかを相談しました。
診察方法としては
- レントゲン
- 超音波(膀胱)
- 口内検査
が一般的だという話をされて、オススメされたレントゲンと口内検査を受ける事に。この時に、気になるようであれば診察料金を聞けます。
私にとっても初めての動物病院と保険のない診療ですから、念のために診察料を聞いてみました。
私の行った病院ではレントゲン6000円、口内検査800円ということで、思っていたよりも安くて、それも安心しました。
ということで、検査を受けるために私は一旦退室し、検査終了後に再び獣医さんとお話しを。
結果的には、レントゲンから腸に少しガスが溜まっているということ、少し唾液が多いので軽度の虫歯か歯周病の兆候があるかもということでした。
ただ、大きな問題は見受けられないので、薬で様子を見ましょうということになりました。
お薬は、抗生物質と胃腸薬を出してくれました。
初めての動物病院と診察にチンチラの様子は?
さて、この初めての動物病院でチンチラの様子はどうだったのかは気になると思います。
体力がない上に、知らない場所で知らない人や機材に色々とチェックされて、とっても心配しましたが意外に大丈夫でした。
触診の時に抱っこされるのを嫌がってはいましたが、抱っこされた後は非常に大人しくなり、さすがプロだなと思いました。
体調が悪くブラッシングしてないチンチラの毛がごそっと抜けて、先生の服についていたのは申し訳ないけど少し笑ってしまいました。
「少し拗ねるかも」と先生はおっしゃっていましたが、家に帰ってからも特にそういう感じもなかったです。
ただ、見えはしないけど、病院に行くと言うのは大きな負担であることには違いがありません。帰ってからはゆっくり休んでもらいました。
チンチラの診察料金は?
ちなみに、初めての動物病院の費用は気になるところです。診察料金は以下のようになりました。
- 初診料2000円
- レントゲン6000円
- 口腔内検査800円
- 内服シロップ2000円
- シリンジ50円
- 合計10850円(税込11718円)
お薬をチンチラは飲める?
ちなみにお薬を貰ったもののチンチラは飲めるのかいうのが、飼い主にとっては心配です。
貰ったお薬は以下のようなものです。
飲み薬で注射器で朝晩1回ずつ飲ませます。貰ったのは2週間分でした。
我が家のチンチラにとって、これが薬であるという概念はありません。最初の2,3回は「イヤイヤ」と抱っこして飲ませようとしても、なかなか飲んでくれませんでした。
しかし、その後はまるでオヤツを貰うかのように、抱っこしなくても自ら飲むようになり一安心。甘いシロップらいしので、慣れれば美味しい飲み物だったんでしょう。
その後のチンチラの様子
動物病院に連れて行って、2日ほどは体調にあまり変化はありませんでした。しかし、その後少しずつ動くようになり、ウンチも大きく多くなり、5日程で完全回復したようです。
ただ、少しびっくりしたことがあって、病院に行った翌日に白いオシッコのようなものが。。少しドロッとした白い液体で臭いはほとんどありませんでした。
驚いて朝一で動物病院に電話で相談しましたが、薬の影響ではないと思うとのことでした。ただ、本人に苦しそうな様子もなかったので、続くようであれば連れてきてくださいということで、結果的に白いオシッコはその日だけでしたが、あれだけは何だったのかわからずじまいです。
もしかしたら、抗生剤が効いて膀胱の中のばい菌が殺菌されたのかなーと思ったりもしましたが、本人が元気になっているならそれで充分です。
チンチラはまだ飼育本も少なく本屋で見かけたことすらありません。
そのため、飼い主にとっては飼育も手探りで不安も多いですが、少しずつでもチンチラを安心して飼育できるような環境が整えば良いなと思います。
コメント